スティールとアルミニウム製CRN M/Y 145、プロジェクト名はThunderball。
2023年9月4日アンコーナ – ユニークで特別な新しい作品、CRNが創り出したM/Y 145のThunderballです。この70mのスティールとアルミニウム製スーパーヨットは、デザイン・外観・エンジニアリング・建造に至るまで完全オーダーメイドの手作りです。
CRN M/Y 145はCRN造船所の高品質な造船・デザインとノウハウを、船の設計および外観デザインを担当した Vripackの経験、インテリアと屋外家具をデザインしたNauta Designスタジオの創造性を組み合わせて誕生しました。
仲介業者であるY.COが2022年8月に売買契約を締結して以来、オーナーの代理人およびプロジェクト管理チームとして重要な役割を果たし、建造段階からテクニカルチェック、検査、納入に至るまでオーナーをサポートし、現場での監督や外部業者との調整を行い管理しました。
クラシックで時代を超越したラインを持つこの新しい船は、長旅に向き、楽しく、思索的なクルーズのできるプレジャーヨットというオーナーのビジョンと要求をすべて反映しています。
伝統的な細長い船首、帆船のような控えめなほっそりしたライン、滑らかな表面で湾曲したビルジを持つ船です。全体のデザインを綿密に吟味し、高効率なクルージングと快適で使いやすい操縦性を実現しています。オーナーは帆船に大変情熱を持った方で、より小型のヨットも母船と共に納品されます。スーパーヨットは地中海を航行し、フロリダ－バハマ間でダイビング、セーリング、水中釣りのベースとして使われます。
CRN M/Y 145は5デッキ構成で全長70メートル、ビーム幅11メートル、総トン数1,100。12名のゲストと15名のクルーが乗船できます。
Thunderballのインテリアデザインコンセプトは時代や流行を超越しています。洗練されたディテールの数々で海の文化が表現され、伝統と洗練されたコンテンポラリーさを融合。それを最新のライフスタイルの観点で完全再解釈しています。海からインスピレーションを得た雰囲気と最高級の職人技が合わさり、ヨット芸術の新しい定義となっています。
CRN M/Y 145製造時にも造船所のサスティナビリティへの取り組みを続け、エネルギー効率と燃料消費を削減するピークシェービングシステムを採用しています。
70mのCRN M/Y 145の他に、アンコーナに約80,000㎡の敷地を持つFerrettiグループブランドスーパーヨット造船所では現在72mのCRN M/Y 139、67mのCRN M/Y 143、85mのCRN M/Y 144という3隻のCRNフルカスタムヨットを建造中です。またCustom Line初の総アルミニウム製Navetta 50、総アルミニウム製Pershing 140#04、総アルミニウム製Rivaスーパーヨットディビジョン54mも製造中です。Custom Lineのファイバーグラス製品もすべてここで建造していますが、現在27隻のヨットが同時進行で各プロジェクトチームが建造、仕上げ、検査等を行い、それぞれのオーナーに納入できるよう腕を振るっています。